いつ






「今日、ニノが笑ってた。」
「相葉さん?俺はいつでも笑ってますけど?」
「そうじゃなくてー。」
俺はゲームをしながら、家に遊びに来ていたニノに寄りかかった。
2日ばかりの連休。久々のお泊りで、昨日からずっと遊んでいる。
コンサートツアーが始まれば 嫌と言うほど一緒にいるのだけれど
やっぱり休みとなると格別だった。
しばらく話した後 2人とも黙ってゲームをしていたけれど、
やはり「笑ってた」ことが気になるのか ニノは俺に詳しく聞いてきた。


「何?何のこと?俺、そんなに笑ってた?」
「あのねー。たぶん…夢かなあ。」
「夢?」
「そう。」


昨日の夜。ベッドに入ってウトウトしてたんだ。
それが眠っているのか 起きているのか本当に曖昧で
意識は 夢と現実の間。
その瞬間、少し小さな声だったけど「フフフ」って笑う
ニノの声が聞こえたんだ。


「あの…それたぶん空耳だと思いますけど。」
「そうかなー。でも確かに聞こえたんだよなあ。」
困った顔をした俺の頬に、ニノは軽くキスをした。
そして「フフフ…」と笑った。
「そうそう、そんな感じ!
「うーん…。」
今度はニノが困った顔になった。
その顔が何だか可愛くて思わず頭を撫でる。
「やめてください。」
ニノは俺の手を払った。俺のことしょっちゅう撫でるくせに、
自分がされると 恥ずかしいんだ。
こういうところは 何だかニノらしいなあと思う。
「俺はいつでも笑ってるから。ファンの子のために。」
「俺のためには笑ってくれないの?」
少し寂しそうに聞くとニヤニヤ顔で「それはどうかな」と言われた。


わかってる。本当は「当たり前だよ。」って言いたいんだ。
照れ屋なニノだから言えないんだ。本当のこと。


だから「ありがとう」と俺からニノへご褒美をあげた。
最高のキスを。


そして今日も彼は「フフフ」って可愛く笑うんだ。
明日も。
明後日も。
ずっと ずっと。

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